百姓道くねくね

大分県竹田津に一人でやって来た、過疎地をひそかに盛り上げようと目論む男の物語。

まつや再興1

 雑貨屋だった場所を整理していると、古いアルバムがそれなりに出てきて、つい思いを馳せてしまう。

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 で、出てきた写真を勝手に載せるのはどうかと思うが、勝手にまつやを受け継ぐわけだから、良しとしよう。

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 赤ん坊は僕の父親だから、おそらく昭和16年ぐらいの写真か。真ん中が曾祖父、まつやを発展させた人物である。何でもローソクの商売が当たり、大分県で2番目に車を乗ったという微妙な話を聞いた事がある。

 

 右端の女性が祖母で、父親を産んで間もなく他界し、母親代わりとなった人が左のワンピースを着ている女性で、いきさつは聞いてないが、まつやの養女として迎えられ、祖父(ここには写ってない)の後妻となる。

 

 戦後、祖父も亡くなり、この女性は後ろの浴衣姿の曾祖父の三男と結婚し、まつやを支えていた。

 

 この高度経済資本主義は、家業的なるものを衰退させ、僕みたいなフワフワした人間をいっぱい生み出した。後ろの遺影と共に家族というものを強烈に感じさせ(今時こんな家族写真を撮る家はないだろう)そこには息苦しさや理不尽な事はあっただろうが、僕にはない感謝や祈りが、写真から滲み出ている。

 

 どう受け継いでいくか、ただ住んでいるだけでは全く困ったものだ。