百姓道くねくね

大分県竹田津に一人でやって来た、過疎地をひそかに盛り上げようと目論む男の物語。

田舎生活6日目

 本日もお寺に呼ばれ、雑用を命じられる。本堂裏の雨の当たる縁側に防腐剤を塗れ、との事。これをやるのとやらないのとは、木の持ちが全然違うとおっしゃる。

 

 ハケを持って無心になって塗るが、防腐剤だし、多少ムラになってもいいだろう、という怠け心が表れてしまうのはまだまだ修行が足りない。水上勉の「雁の寺」の主人公な気分になる。これで和尚さんが愛人でも囲っていたら面白いが、現代は至極まっとうである。

 

 竹田津は17時になると、どこからか、兎追いし~♪のふるさとが流れ、1日の終わりを告げてくれる。そして、5時半にはもう晩ごはん。寺の仕事をして、飯を食わしてくれる、お寺のシステム。資本主義的な労働とは全く異質であり、困っている人には良いシステムなんじゃないかと思うが、現代は基本的人権とやらで生活保護が担っているという事か。

 

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 両脇の樹はメタセコイア