百姓道くねくね

大分県竹田津に一人でやって来た、過疎地をひそかに盛り上げようと目論む男の物語。

田舎生活26日目

 猫が見事に障子を破ってしまったので、張り替えをせねばならないのだが、普通に白い和紙ではつまらないと思い、せっかくだし市松模様でもしてみるかと思ったのが、間違いだった。

 

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 10年前ぐらいに会社の障子を張り直した事があったが、すっかり忘れてしまった。いざ、始めると、そうそう意外に和紙がシワになり、難しいのよね、と思い出した。

 

 しかも、今回は作業中、ひたすら猫が邪魔してくれて、猫ジャブが飛び出してくる。さすがにイラついた気分になってくる。

 

 張った箇所や余った障子部分をカッターで切るのだが、普通に50センチの木の定規を当てて切るものだから、ものすごくやりづらい。道具は、ある程度必要というのが、しみじみわかる。

 

 つーことで、何とか完成。

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 ありゃ、早速、左下もう猫がツメたてているじゃないですか。う~ん、世知辛いねえ。

猫と田舎暮らし18

 我が家に来た頃は、目やにが大量に出たり、目の周りが汚かったりしていたが、綺麗になるもんだね。デトックス完了か。

 

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 しかし、耳の中は写真じゃわかりにくいが、黒い汚れが点々と。耳垢じゃないよな。何でこんな所が汚れてくるのかわからない。前の猫は、そんな事なかったのに。

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 軽く拭くだけじゃ取れんな。とりあえず様子見るか。

田舎生活25日目

 家から車で10分以内の所に道の駅があって、そこに

 

レストラン美浜

https://goo.gl/maps/SLPthGQuvUF2

 

 がある。そこの社長夫人といって良いのかわからないが、手が空いているなら手伝わないか、と声がかかった。まあ、無職だから構わないが。しかし、飲食店の仕事は初めてだなあ。

 

 で、11時半に来て、と言われて嫌な予感がした。忙しいさ中いきなり働かせるつもりじゃないだろうな、と思ってたら案の定。帽子とエプロンを着けさせられ、溜まっている食器を洗いまくる。

 

 周りも自分の仕事で手一杯だから、ろくに説明してくれないし、こちらも声をかけるのが憚れる。皿だけ洗っているなら、まだいいが、テーブル席片付けて、と指示を受ける。

 

 店内に出るのはマズいんじゃないのかなあ。テーブルを拭いて片付けていると、ほうら、お客さんから水どこ?と聞かれる。知らんちゅうに(汗)

 

 少々お待ちください、と声をかけ焦らないように辺りを見回し、ポットを見つけると、お客さんは空いているテーブル席に置いてあった水差しから、勝手に水を取っていた。

 

 こうやって無駄な動きをしていると、洗い場のシンクに食器がどんどん溜まっていく。田舎の道の駅とは思えぬ来店数。土日だけらしいけど、それも昼時の2時間だけ。

 

 初めは、一皿一魂の精神で洗っていたが、そんな余裕はなくなっていった。厨房も何となく殺伐としてくるから、忙しい中で如何に余裕をもって働くかは、その人次第だろう。料理長はそういう精神を持った人に見えたから、救いのある職場ではあると思った。

 

 さあて、今後どうしたものか。

 

 

田舎生活24日目

 ケール栽培している方が、体調優れず、ということでお手伝い。ケールって青汁や健康食品とかに入っているあれだ。

 

 朝5時から始まり、4人がかりで葉っぱをむしり、コンテナに入れていく。僕は要領を得ないので、コンテナいっぱいになったケールを道路の脇にひたすら積み上げていく。

 

 ケールはキャベツの原種らしく、葉っぱが広がっていき、それをちぎっていくのだが、真ん中はまだ葉が折り重なっており、収穫を早めるためにそれらを外側に開かせる作業もした。

 

 無農薬なものだから、虫食いが凄い。そして、ケールの上を無数の蝶がダンスしているのは、圧巻。みんな求愛してて、ここで卵を産むんだろうな。これはなかなか見られない光景なんじゃないか。

 

 で、あまりにも虫食いがひどいと減点対象らしく、空いている時間は葉っぱについている幼虫や虫を取り除くそう。

 

 これはキツい作業ですよ。ケールいっぱいのコンテナは一つ20キロ。だんだんと重くなってきて、後半になるほど、道路から遠くなってくるから、その分歩く距離も長くなる。

 

 こんなの一日中してたら、体が持たないだろう。改めて農作業の大変さが身に染みる。3時間弱の作業でボランティア。ほんと金のならん事ばっかりしているなあ。

 

 写真は全く関係ないカタツムリ。

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猫と田舎暮らし17

 木造の家は涼しいとはいえ、さすがに7月、半袖でないとキツい。が、近頃はやたらめったら、手足に噛みついてきて傷だらけ。

 

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 近寄ってきたと思ったら、飛び付いてくるから全く敵わん。これも一種のシャドー狩りなのか、ただじゃれているだけなのか。

 

 元気なのは良いことだが、歯も丈夫になってきて、痛い事この上ない日々である。とりあえず、寝てる時に襲いかかるのは勘弁して。

田舎生活23日目

 さて、梅干しにいよいよ紫蘇投入。梅干し1キロに対し一束と書いてあるけど、どれぐらいが一束かよくわからない。そこで適当にしてしまうのが、自分の良くない所である。

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 う~ん、梅干しに対して何か多いような気がするが、適度に縮んだりするのかな。

 

 こうして作ってみると、たかが梅干しだが、その面倒臭さは、身に染みてわかる。赤くするのに紫蘇を入れるわけだが、いちいち葉っぱをちぎって塩揉みして、アクを出してという作業は非常に手間がかかる。

 

 たかが梅干し1キロ分だから、これが10キロ20キロになったら、どれだけ紫蘇必要なんだ、という事になる。これは梅に縁がなかったら、まず梅干し作りなんかしないね。ましてやスーパーで売ってる梅干しなんかまず、紫蘇で色付けしてないだろう。

 

 後は、天日干しだけだ。梅雨明けにしたらいいのかな。

猫と田舎暮らし16

  夜寝る時、猫はほとんどといっていいほど布団の周りで遊びまわってから、枕元に来て丸くなる。一緒に寝床につく事はまずない。

 

 ある日、肩辺りに寄って来た時、体を撫でてやったら、お返しとばかり、僕のヒゲでジョリジョリした顎をザラザラした猫の舌で舐める。何だか慰められているような心地がした。

 

 なるほど、これが愛の交歓ってやつか。相手が猫だからこそ、永遠に続くかもね。

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まつや再興5

 店を片付けていると、どうもこのように邪魔が入る。

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 ついに障子が破られてしまった。

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 ほんと、仕事増やさないで~なぜか閉め出すとにゃ~にゃ~騒いで落ち着かない。店の床とかまだ汚いから入ってほしくないのよね。というわけで、強行突破されたわけです。

 

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 一通り並べるも、壁と床の汚さ、割れた引き戸、サビサビのシャッターをどうするか。にゃ~する事いっぱい!

猫と田舎暮らし15

アタックチャーンス!じゃなく、タ~イムショックじゃなく!、トラベルチャンス!じゃなく、何だっけ?まあ、男前になりつつある。

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田舎生活22日目

 せっかく山があるんだから、土でも取りに行こうかと、軽トラでガタゴト。狭い山道の脇は落ち葉でいっぱい、管理する人間もいないから、草木は伸び放題。

 

 時々、ピンク色のビニール紐が木々の間に張ってあるのを見かけるが、これは迷わないための目印らしい。

 

 ずんずん歩いていくと、廃小屋があり、周辺には家電製品が打ち捨てられ、妖気が漂いまくっている。昔、ここで豚なんかを飼育していた、との事。ほんと、ホラーだよ。ハウリングだよ。

ハウリング -HDリマスター版- [DVD]

 

 せっかくだから、土だけでなく、何か花でも持って帰るか、と万両の木を探す。もう草花の知識は全くないから、これ、と言われてもすぐには見つけられない。

 

 二株ほど持って帰り、庭に植え替えてみたが、果たして南天のような赤い実を結ぶだろうか。

 

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猫と田舎暮らし14

 体重がちょうど1キロになった。我が家に来て500グラム増えたか。

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 最近よう食うもんな。ウンコもよく出るし、カリカリだけで、大きくなるんだから不思議だね。

 

 粗相はしなくなったし、えらいよ、お前。有吉佐和子恍惚の人を、改めて読んだが、おじいちゃんが夜な夜な小便のために主人公が起こされ、トイレに連れていく描写があるが、これはほんと辛いよ。

恍惚の人 (新潮文庫)

恍惚の人 (新潮文庫)

 

  寝不足になるし、夜寝る前も今日も起こされるのかなあ、となかなか眠れないし。これがいつまで続くのかと思うと絶望的になる心情は、痛いほど伝わる。

 

 出版から40年。介護保険とやらは、惚けた人、身内の人、働いている人を救っているんだろうか。

 

 

 

田舎生活21日目

 豊後高田市の臼野で、自宅を改装した蕎麦屋へお呼ばれした。プレオープンなので、親戚がお手伝いに来ていた。

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 叔母さん達は、それはもう言いたい放題。ここで店をするのは大反対、つゆがちょっと濃いな、店の手順が全然わかってない、はよ嫁もらいいな、等々同じ話を繰り返す繰り返す。

 

 苦笑いしつつ、肝心の味は大丈夫と思うので、後はお店のキャラを出せるかどうか。個人店は顔が見えるか見えないか、大事なのはそこでしょう。

 

 で、お次は山の方へ行き、幼稚園跡を改装したパン屋さん、HIBINO

なかなか人気があるらしく、どっしりしたパンで美味かった。

 

 今度は一気に杵築市まで、種を買いに。えっ50キロぐらいあるんじゃないの?動くんなら一辺に行った方がいいというのはわかるが。しかも目的地の場所はよく覚えておらず、途中、郵便局で聞けばいい、という適当さ。ぬう、そんならタブレット持って来てたのに。

 

 そんなに迷わず到着した場所は面白かった。そんなに山奥とは言えない所に馬に孔雀に鶏に犬に様々な動物と共に家族3人が生活していた。今は、倉庫の改築真っ只中で、アース・ウィンド&ファイヤーが爆音で流れていた。

 

 ほんとあるべき田舎生活をしているお宅で、何度もお邪魔したいと思った。で、肝心の種は今はない、と予想どおりの展開。別にいいんだけど、この下調べの悪さは、今後何かと不安。

 

 今、70代のかくしゃくとしたヒトと行動を共にする事が多いが、なかなか老人に説教する事は難しいな、と。人間は年齢じゃないからね。

 

 しかし、全然百姓っぽい事してないな。大丈夫か、自分。

 

 

 

 

まつや再興4

 着々とではないが、貸本屋の準備を進めている。もちろん、田舎でしかも漫画を借りる人なぞは皆無だろう事は承知している。

 

 けど、やっぱり人は物語に没入したいと求めてると思うし、それはお手軽な旅にもなると思う。

 

 この家にあった、「エースをねらえ!」を読んで改めて主人公に自己投影する楽しさを知った。

エースをねらえ! 18 (マーガレットコミックスDIGITAL)

自分が田舎に住んでる事を忘れ、主人公岡ひろみにすっかりなりきってしまった。この岡ひろみがねえ、またカッコいい男どもにモテるのよ。ひたすらテニスに打ち込み、周りが応援しまくり、世界を狙うという。

 

 この漫画は全然テニス漫画じゃなく、人間模様が濃密に描かれていて、テニスというスポーツは全く伝わってこない。

 

 宗方コーチが言うわけですな、女の成長を妨げるような恋愛はするな、と。そんな事言ってみたいですな。

 

 漫画評はさておき、たった一人でも心に刻まれる漫画を薦める事ができればこれ幸い。だから、著作権使用料なんて言わないで~

猫と田舎暮らし13

 何かお前怖いぞ。

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 来た来た~ 

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 左フック!!

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  お前ね、ご主人様に猫パンチしちゃいけんよ。